早春の街並みでひときわ目を引く黄色のイペーは、植物学的にはノウゼンカズラ科ハンドロアンサス属(旧タベブイア属)に分類される落葉高木です。標準和名をコガネノウゼン(黄金凌霄花)と呼び、学名はHandroanthus chrysotrichusと表記されます。
日本の春の代名詞であるソメイヨシノと同様に、冬の休眠期に葉をすべて落とした後、新芽が展開する前に枝全体へまとまって開花する性質を持っています。樹冠全体が眩いゴールデンイエロー一色に染まるため、「黄色い桜」や「南国の桜」という愛称で親しまれ、デジタルネイティブ世代を中心に「春告げ花」としての認知が急速に広がっています。
花冠は長さ5〜8センチメートルほどのトランペット(ラッパ)型で、数十輪がまとまってボール状の房を形成します。晴天の青空とのコントラストが際立つため、SNSのフィード上でも圧倒的なビジュアルインパクトを放ちます。