フルール ドゥ ポーを「失敗した」「思っていた香りと違う」と感じてしまう最大の原因は、実は香水自体の品質ではなくフルールドゥポー 付け方の誤りにあります。オードパルファン(賦香率15%前後)である本品は、想像以上に持続力と拡散力を持っています。
香水初心者が陥りがちな最大のトラップは、「手首に吹き付けて首筋に擦り込む」という古典的な付け方です。首筋など鼻に近い位置につけると、自分自身の嗅覚が早い段階で疲労(嗅覚疲労)を起こし、「香りが消えた」と勘違いして追加プッシュしてしまいます。結果として周囲には強烈なパウダリー臭を放つことになり、これが「おばさん臭」「香害」と言われる主因となります。
編集部が推奨するプロ仕様の纏い方は以下の3ステップです。
- 推奨部位は「ウエスト」または「膝の裏・足首」:鼻から離れた下半身に纏うことで、体温によって温められた香りが下から上へと穏やかに立ち上り、ふわりと自然なベールのように漂います。
- 適量は「空中に1プッシュ、くぐる」か「下半身に1プッシュ」:フルール ドゥ ポーの美徳は控えめであることです。1プッシュで十分終日香りを保てます。
- 出かける30分前に纏う:アルコールが完全に飛び、トップのスパイシーさが落ち着いてアイリスとムスクが馴染む「30分後以降」が最も美しい状態です。