近年、落合氏の新たな顔として定着したのがYouTube(落合博満のオレ流チャンネル)での活動だ。鋭い野球観を語る動画は毎回数十万回再生を記録し、現役時代を知らない若い世代のファン層を爆発的に増やしている。
このYouTubeチャンネルの開設以降、記念館を訪れる客層にも大きな変化が生じた。かつての往年のファンだけでなく、動画で落合氏のユーモアあふれる人柄に惹かれた10代・20代の若者が、全国から太地町を目指してやってくるようになったのだ。
現場のスタッフによると、館内に本人がいる際、YouTubeの話題を振ると非常に機嫌よく応じてくれるという。画面越しに見せる独特の間や語り口調そのままで、「あの動画見たのか?」と気さくに返してくれる姿は、テレビ画面の厳格な監督像とは対極にある温かさに満ちている。