工場での大量生産では決して再現できないもの。それが、搾りたての圧倒的なフレッシュネスだ。時間は風味の天敵。ナッツの油脂分は時間の経過とともに酸化し、本来の芳醇な香気を失ってしまう。YES TOKYOが徹底しているのは、その日の気温や湿度に合わせて浸水時間やろ過の度合いをミクロン単位で微調整する職人技だ。
「飲むというより、素材の持つ生命力をそのまま身体に流し込んでいる感覚」。毎朝のように通う常連客の言葉が印象深い。シルキーな口当たりと、喉を通った後に残るどこまでもクリアな余韻。かつて私たちが知っていた「豆乳」や「アーモンドミルク」の固定観念は、最初のひとくちで鮮やかに覆される。