「りゅうじくん」に対するネット上の評判を精査すると、そこには類を見ないほどの熱烈な賛辞と、一部からの激しい反発という明確なコントラストが浮かび上がります。SNS、5ちゃんねる、知恵袋などの生の声から、そのリアルな評判構造を分析します。
ポジティブな声の大半を占めるのは、「料理のハードルを極限まで下げてくれた」という救済感です。「仕事で疲れ果てて包丁すら握りたくない夜に、フライパンひとつ・うま味調味料ひと振りで人間らしい食事ができた」「夫や子どもが初めて自発的に料理を作るようになった」といった書き込みが後を絶ちません。プロの料理家が敬遠しがちだった「うま味調味料(味の素)」や「チューブにんにく」「だしの素」を隠さず堂々と使い倒す姿勢は、忙しい現代人のライフスタイルに完璧に寄り添うものでした。
その一方で、定期的にネット炎上や批判の対象となるのも事実です。最大の要因はいわゆる「味の素論争」に代表される、伝統的な自然派志向・オーガニック派との価値観の衝突です。「化学調味料に頼りすぎている」「酒を飲みながら配信する姿が下品で教育上よろしくない」といった批判が寄せられることも日常茶飯事です。しかし興味深いのは、りゅうじくん自身がそうした批判に対して決して論点をぼかさず、科学的根拠(MSGの安全性データ)や自らの確固たる料理哲学をもって真っ向から論破・反論を展開してきた点です。この忖度なき喧嘩上等のスタンスが、かえって「嘘をつかない男」としての絶大な信用を構築する結果を生んでいます。