ネット上でしばしば検索される「過去の事故」に関する噂について、報道記録および運営元の公表資料に基づき客観的事実を整理します。スチールドラゴン2000は2003年8月、走行中の車輪の一部が破断・脱落し、乗客および地上にいた利用客が負傷する重大インシデントを経験しています。
事故調査委員会の検証によると、事故の主たる理由は「車輪車軸部のボルト疲労破壊および保守点検時の検知限界」にありました。高荷重と振動が繰り返しかかる過酷な走行条件下において、想定以上の金属疲労が蓄積していたことが判明したのです。ナガシマスパーランドはこれを受け、約3年間に及ぶ長期運行休止期間を設定。車両台車フレームの全面的な設計変更、ボルト素材の強度引き上げ、非破壊検査装置を用いた日常点検体制の再構築を行いました。
2006年9月の運行再開以降は、「安全率を極限まで高めた二重・三重のフェイルセーフ」が導入されています。現在の運行状況においては、安全装置のセンサーがわずかでも基準値外の数値を検知した場合、システムが自動的にブレーキを作動させる仕組みが確立されています。また、強風や悪天候に対する運行基準も日本国内トップクラスに厳しく設定されており、風速およそ10m/sを超えると即座に見合わせ判断が下されるなど、安全最優先の運用が徹底されています。