マニュアル(MT)車であればクラッチを踏んでギアを下げる(シフトダウン)だけで強いエンジンブレーキが得られますが、近年のAT車やCVT車でも簡単なレバー操作やスイッチで自在に制動力を高めることができます。
最も一般的な方法は、シフトポジションを「D(ドライブ)」から低速ギアへ切り替える操作です。車種に応じて以下のような表記や装備が用意されています。
- 「S(スポーツ/セカンド)」や「L(ロー)」レンジ:DレンジからSやLへシフトレバーを動かすことでギア比が低くなり、強力なエンジンブレーキが発生します。
- 「B(ブレーキ)」レンジ:主にトヨタのハイブリッド車や一部のCVT車に採用されており、「Brake」の頭文字を指します。長い下り坂で強い減速力を得たいときに使用します。
- パドルシフトや「+/-」マニュアルモード:ステアリング裏のレバー(パドル)の「-(マイナス)」を手前に引く、またはレバーをMモードに入れてマイナス側へ倒すことで、任意のギア段へシフトダウンして段階的に減速できます。
平坦路での通常の減速であればアクセルを離すだけで十分ですが、急な下り坂ではあらかじめ一段または二段シフトダウンして速度を抑えながら走行するのが基本テクニックです。