「皮膚科に通っているのに全然治らない」という不満の背景には、治療回数と通院間隔に対する認識のギャップが存在します。ウイルス性イボは1回の照射で完治することは極めて稀であり、層状に重なった感染組織を少しずつ削り落としていく根気のいる治療です。
日本皮膚科学会の知見に基づく完治までの目安回数は平均3〜6回ですが、部位によって大きく異なります。
- 手の甲・指・顔面:皮膚が薄く血流が良いため、3〜5回程度で脱落しやすい。
- 足の裏・かかと・爪周囲:角質層が極めて厚くウイルスの根が深いため、10回〜20回以上(3か月〜半年以上)を要する難治性ケースが珍しくありません。
また、効果を最大化するための通院頻度・間隔は「1〜2週間に1回」が鉄則です。間隔が3週間以上空いてしまうと、破壊しきれなかった残存ウイルスが再び細胞分裂を起こして元の大きさに戻ってしまい、それまでの治療が振り出しに戻るリスクが高まります。