ダイキン集中管理の解除は自分で可能?リモコン裏ワザの真相をプロが徹底解説

ダイキン集中管理の解除は自分で可能?リモコン裏ワザの真相をプロが徹底解説

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オフィスビル、商業施設、テナントビルなどに導入されている空調の多くは、単なる家庭用エアコンの集合体ではなく、ビル用マルチエアコン システムと呼ばれる複雑な大規模設備です。1台あるいは複数の室外機に対して数十台の室内機が冷媒配管と通信線で結ばれており、全体を一括統括する中央管理装置が存在します。

手元の液晶リモコン(ワイヤードリモコンなど)に「集中管理中」というマークが点灯している状態は、その親機にあたるマスターコントローラーから「手元リモコンでの一部または全操作を制限する信号」が送信され、子機側で受信・固定されていることを意味します。この制御下に入ると、ダイキンエアコンで運転切替ができない理由や設定温度が変更できない現象が構造的に発生します。

一般的なオフィスビルで集中管理が敷かれる最大の理由は、ビル全体の受電契約電力(最大デマンド値)のピークカットと省エネルギー対策です。各部屋で個別に設定温度を18度に下げたり28度に上げたりすると、空調負荷が急激に跳ね上がり、ビルの基本電気料金が年間数百万円規模で上昇してしまいます。また、2管式(冷房と暖房を同時に同一系統で流せない方式)のマルチ空調では、同一フロア内で誰かが「暖房」、別の誰かが「冷房」を入れると熱源の競合でシステム全体が停止するため、中央監視側で季節ごとに冷暖を統一固定する必要があるのです。

吉田 誠
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吉田 誠

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