ブラジル代表の試合中継を観戦していて、ネイマールの不在に違和感を覚えるファンは多いはずです。彼が招集外となっている決定的な引き金は、2023年10月17日に行われたW杯南米予選ウルグアイ戦での悲劇的な負傷に端を発しています。
前半終了間際、相手選手との接触プレーで左膝を痛めてピッチに倒れ込み、担架で運ばれたネイマール。精密検査の結果、診断されたのは「左膝前十字靭帯断裂および半月板損傷」という、サッカー選手にとって最も過酷な重傷の一つでした。翌月には母国ブラジルで手術を受け、全治には1年近くを要する長期離脱を余儀なくされました。
報道各社およびブラジルサッカー連盟(CBF)関係者の証言によると、招集が見送られ続けているのは単なる怪我の治療期間だけが理由ではありません。ピッチ練習に復帰した後も、トップレベルの国際Aマッチで求められる高強度なコンタクトに耐えうる筋力バランスと実戦感覚を取り戻すため、連盟と所属クラブの医療チームが極めて慎重なモニタリングを継続しているからです。