『おそ松さん』の遊技機化を手掛けたのは、大手メーカーのDaiichi(大一商会)です。2016年末から2017年初頭にかけて『CRおそ松さん〜はじまりはじまり〜』のリリース情報が公開された瞬間、ネット上は未曾有の猛反発に見舞われました。 炎上の主因となったのは、アニメ第1期(2015年〜2016年)で急増した女性ファン層(通称:おそ松女子)の感情と、パチンコというギャンブル媒体とのミスマッチです。当時のファンの間では以下のような反発の声が噴出し、署名サイトでパチンコ化中止を求める運動まで立ち上がりました。
- 「未成年や中高生のファンも多い作品なのに、ギャンブル化するのは教育上よくない」
- 「キャラクターが汚されたような気持ちになる。公式の露骨な金儲けに失望した」
- 「パチンコホールという空間に足を運ぶことへの強い心理的抵抗感」
しかし客観的に見れば、原作『おそ松くん』時代から6つ子はクズでニート、アニメ本編でも「パチンコで勝った負けた」を日常的に繰り返す自堕落なキャラクターです。作品の設定上、パチンコ化は極めて自然なコラボレーションであったにもかかわらず、アニメカルチャーとしての「推し活」とパチンコ業界の「商業主義」の衝突が激しい摩擦を生む結果となりました。