2011年3月11日。激しい揺れが首都圏を襲った。東京ディズニーリゾートも液状化現象や電力不足に見舞われ、約1ヶ月以上にわたる前代未聞の全館休園を余儀なくされた。本来であれば4月から華々しくスタートするはずだった10周年イベントは、無期限延期という重い決断を下される。
同年9月にようやく開幕を迎えた際、メディテレーニアンハーバーに響き渡ったテーマソング「Be Magical!」のイントロ。現場にいたゲストの多くが涙を流した。過度の自粛ムードが漂う日本において、ディズニーシーが提示したメッセージは単なる商業施策を超えていた。「日常を取り戻し、笑顔を取り戻す場所」。悲しみに暮れる人々に寄り添い、エンターテインメントの持つ真の力を力強く証明してみせたのだ。