ステイゴールド産駒の特徴を語る上で外せないのが、「小柄〜中型のしなやかな馬体」「無尽蔵のスタミナとタフさ」「急坂や道悪への強さ」、そして何よりも「強烈な気性難」です。
父ステイゴールド自身、調教やレース中に他馬へ噛みつきにいったり、右へ激しくモタれる癖があったりと、激しい気性の持ち主でした。その激性は子供たちにも色濃く受け継がれ、パドックでの威嚇、ゲート内での立ち遅れ、レース中の逸走(オルフェーヴルの阪神大賞典など)といったトラブルとして表出することもしばしばありました。
しかし、この気性の激しさこそが、直線の叩き合いで見せる「絶対に前に出させない闘争心」の源泉でした。肉体的な限界を超えて脚を伸ばす精神力、重馬場や洋芝などのタフな条件下で他馬が苦しむ中を突き抜けるパワーは、常識的な従順さからは生まれないステイゴールド産駒固有の武器でした。