夏場のキッチンで長時間火を使う煮込み作業は、調理者にとって大きな負担となります。そこで支持を集めているのが、フライパンで作る時短夏野菜カレーの手法です。熱伝導率の高いフライパンを活用すれば、トータル20分以内でプロ顔負けのコク深い一皿に仕上がります。
まず押さえておきたいのが、ベースとなる夏野菜カレーの簡単人気レシピです。ひき肉や薄切り肉、みじん切り玉ねぎを炒めてスピーディーにカレールウのベースを作り、隣のバーナーや事前のフライパン作業でサッと焼いた野菜をトッピングします。1つのフライパンだけで完結させたい場合は、先に野菜を少量の油で焼き付けて別皿に取り出し、同じフライパンに残った香味油を使ってカレーベースを作るのがスマートです。野菜から出た旨味オイルを余すことなくカレーソースへ還元できます。
また、夏場の食欲を刺激するバリエーションとして外せないのが、夏野菜キーマカレーの作り方です。合い挽き肉または鶏ひき肉に、みじん切りの玉ねぎ、人参、ニンニク、生姜を強火で手早く炒め合わせます。ここでトマト缶を使った夏野菜カレーの組み立てを応用するのがプロの常道です。ホールトマトやカットトマト缶を加えて水分を飛ばすように煮詰めると、トマトの凝縮されたグルタミン酸(旨味成分)がルウ全体に行き渡り、短時間調理とは思えない重厚なコクが生まれます。平皿にご飯とキーマを盛り付け、上に素揚げしたカボチャやナスを放射状に飾れば、カフェのような洗練されたビジュアルが楽しめます。