支柱立てと並んで誤解が多いのが、その後の生育管理であるスナップエンドウ摘心とスナップエンドウ追肥タイミングです。支柱を立てただけで放置すると、栄養成長と生殖成長のバランスが崩れ、実がつかなくなります。
ネット上の情報では「放任でも育つ」と記載されるケースがありますが、良質なスナップエンドウを大量収穫するためには、以下の2つの作業が不可欠です。
1. 支柱の頂点に達した段階での「摘心(てきしん)」
草丈がつるあり種の支柱天頂部(約180〜200cm)に到達したら、主枝の先端をハサミで摘み取ります。頂点止めを行うことで、上への無駄な伸びを抑え、下部〜中段の側枝(子づる・孫づる)に栄養を送り込みます。これにより花数が一気に増え、莢(さや)の肥大が促進されます。
2. 正確な追肥タイミングの管理
マメ科植物は根粒菌によって自ら窒素を固定するため、初期から肥料を与えすぎると「つるボケ(葉ばかり茂って実がつかない現象)」に陥ります。1回目の追肥は開花が始まった時期(3月下旬〜4月上旬)、2回目は本格的な収穫が始まった時期に行うのが基本です。化成肥料なら1株あたりスプーン1杯(約10〜15g)を通路やプランターの縁に施します。