お食い初めは、別名「百日祝い(ももかいわい)」「真魚(まな)始め」「箸揃え」「箸初め」とも呼ばれます。お祝いを行う時期は生後100日目から120日目頃が一般的な目安です。地域によっては100日目を過ぎてから行うことを「食い延ばし」と呼び、長寿を願ってあえて110日目や120日目を選ぶ風習も残っています。
育児現場や小児科医の見解では、生後3ヶ月〜4ヶ月頃の赤ちゃんは授乳リズムや生活リズムが定まりつつあるものの、長時間のイベントや慣れない環境では疲労から機嫌を損ねやすい時期とされています。生後100日当日に厳密にこだわる必要はなく、赤ちゃんの首のすわり具合や機嫌、家族が集まりやすい土日祝日、気候の良い日を選ぶのが現在のスタンダードです。
また、大安や友引といった六曜を気にするご家庭もありますが、現代の慶事においては「母子の健康と機嫌が最良である日」が最も縁起の良い日と考えられています。
養い親(やしないおや)の決め方と役割
儀式の中で赤ちゃんに食べ物を口元へ運ぶ役目を「養い親」と呼びます。古くからの習わしでは、長寿にあやかるという意味から祖父母や親族の中で同席している最年長者が務めます。赤ちゃんの性別によって役目を分けるのが正式とされ、以下の通りです。
- 男の子の赤ちゃん:祖父(または男性の最年長者)
- 女の子の赤ちゃん:祖母(または女性の最年長者)
ただし、祖父母が遠方に住んでいる場合や、夫婦水入らずで行う場合は、パパやママが養い親を務めてまったく問題ありません。祖父母が両方揃っている場合でも、交代で抱っこしながら一口ずつ食べさせる真似をするなど、家族全員が参加できるアットホームな形をとるご家庭が増えています。