『ホンマでっか!?TV』の番組内で、心理評論家の植木理恵氏をはじめとする専門家陣が提示した見解は、従来の道徳観を覆すものでした。「他人の悪口を一切言わない人は、他者への共感性や関心が極めて薄い可能性がある」という分析は、スタジオや視聴者に強い衝撃を与えています。
心理学の観点から見ると、人間が他者に対してネガティブな感情を抱くのは自然な防衛反応や共感の裏返しです。誰に対しても不満や愚痴を漏らさない状態は、相手に期待をしていない、あるいは「他人にまったく興味がない」という無関心の表れであるケースが少なくありません。誰に対しても平等に優しい態度は、裏を返せば「誰に対しても特別な感情を抱いていない」という冷淡さの裏返しとも解釈できます。
さらに番組では、悪口や弱音を共有しない人物は、集団内での連帯感を生み出しにくい点も指摘されました。感情の起伏を見せない完璧な振る舞いが、かえって周囲に緊張感や疎外感を与えてしまうという逆転現象が起きているのです。