胸の谷間が作りにくいと感じる背景には、いくつかの明確な身体的理由が存在します。もっとも多いのが、バストトップ同士の距離が離れている「離れ胸」の状態です。日常的な姿勢の悪さ(猫背や巻き肩)によって大胸筋が縮こまり、肩甲骨が外側に開くことで、バストのお肉が左右の脇や背中へと逃げてしまいます。
さらに見落とされがちなのが、胸骨の凹凸や肋骨のカーブといった骨格構造です。胸の中心(胸骨)が前に出ている鳩胸タイプは比較的谷間を作りやすい一方、胸骨周辺が平らで厚みのない骨格では、いくらお肉を中央に集めても皮膚が突っ張り、立体的な影ができにくくなります。
また、サイズの合っていないブラジャーを着用し続けていることも大きな要因です。カップの深さやワイヤーの幅(バージスライン)が合っていないと、寄せたはずのバストが時間経過とともに元の位置へと散らばってしまいます。