自宅でウーロンハイを作る際、「なんとなく焼酎を注いでお茶で割る」だけでは、居酒屋のあの滑らかな喉ごしは再現できません。プロが実践する黄金比と細部の技術を紹介します。
基本となる黄金比率は「焼酎 1 : 烏龍茶 3」です。アルコール度数25度の焼酎を使用した場合、仕上がりの度数は約6.25%となり、食事の味を邪魔せず、アルコールの角がもっとも綺麗に丸まる理想的なバランスに仕上がります。少し濃いめが好みの場合は「1:2.5(度数約7.1%)」に調整すると良いでしょう。
ベースに選ぶべき焼酎は、素材の香りを邪魔しない無味無臭の甲類焼酎(ホワイトリカー)が鉄則です。「サントリー 鏡月」「宝焼酎」「宮崎本店 キンミヤ焼酎」などが代表格であり、とりわけキンミヤ焼酎は雑味の極めて少ない超軟水仕込みのため、烏龍茶の香りを最大限に引き立てます。麦焼酎や芋焼酎などの乙類(本格焼酎)を使うと、茶葉のタンニンと原料の香気成分が衝突してエグ味を生じさせることがあるため、高度なペアリング技術がない限りは甲類焼酎を選ぶのが賢明です。
作り方の手順にも明確なルールがあります:
- 冷えたグラスに氷をぎっしり隙間なく入れる。
- 甲類焼酎を先に注ぎ、マドラーで10回ほど回して焼酎と氷を密着させ、液体をキンキンに冷却する。
- よく冷えた無糖の烏龍茶を氷に当てないよう静かに注ぐ。
- マドラーを底まで差し込み、氷を軽く持ち上げるように1回転だけ混ぜる(混ぜすぎると水っぽくなり香りが飛ぶ)。