旅行記やSNSなどで「ヌークシオで最も感動した」と語られるのが、森の中に点在する公式焚き火スポット(Nuotiopaikka)でのひとときです。ヌークシオの主要な休憩エリアには、木製のベンチとともに屋根付きの薪小屋(Polttopuu)と薪割り用の斧が常備されており、来訪者は誰でも自由に薪を使って火を起こすことができます。
現地を訪れるフィンランド人の多くは、バックパックに生ソーセージ(マッカラ)とマスタードを忍ばせています。細い木の枝や専用の串に刺したソーセージを直火でじっくりと焼き、香ばしい煙の匂いとともに頬張る体験は、北欧のアウトドア文化そのものです。
また、日帰りだけでなくサウナ付きコテージでの宿泊体験も人気を集めています。歴史ある木造キャビン(OravankoloやTikankoloなど、フィンランド森林管理局Metsähallitusが管理)は数か月前から予約が埋まるほどの人気ぶりです。電気も水道もない完全なオフグリッド環境で、自ら薪を焚いてサウナを温め、熱くなった身体で冷たい湖へ飛び込む体験は、日常のストレスを完全にリセットしてくれます。
なお、「個人でバスを乗り継ぐのが不安」「森の中で迷わないか心配」という方には、ヘルシンキ発着のガイド付き現地ツアーも高い評判を得ています。専門のネイチャーガイドが動植物の解説や安全管理を行い、ランチに焚き火スープを振る舞ってくれるツアーは、限られた滞在時間を効率的に使いたい旅行者から高い満足度を獲得しています。