「市川團十郎白猿」の正式な読み方は、「いちかわ だんじゅうろう はくえん」です。「團」は常用漢字「団」の旧字体であり、後ろに続く「白猿」は音読みで「はくえん」と読みます。濁音にならず「はくえん」と澄んだ音で発音するのが歌舞伎界の正しい慣例です。
日本の伝統芸能における屋号は「成田屋(なりたや)」。成田山新勝寺(千葉県成田市)の本尊である不動明王への信仰から発祥したものであり、元禄時代に初代市川團十郎が荒事(あらごと)を創始して以来、340年以上の歴史を紡いできた歌舞伎界の総本山です。
十三代目市川團十郎白猿(本名:堀越寶世/ほりこし たかとし、旧名:堀越孝俊)は、1977年12月6日生まれ。七代目市川新之助、十一代目市川海老蔵を経て、2022年秋に十三代目市川團十郎白猿を襲名しました。古典歌舞伎の継承はもちろん、映像作品や現代劇、新たな演出を取り入れた自主公演など、常にエンターテインメントの最前線で発信を続けています。