しりとりの常識が崩壊?実在する「んから始まる言葉」全貌と最強ルール

しりとりの常識が崩壊?実在する「んから始まる言葉」全貌と最強ルール

しりとりの常識が崩壊?実在する「んから始まる言葉」全貌と最強ルールの基礎知識と応用に迫る! わかりやすい言葉でご紹介しています。

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現代の共通語において「ん」から始まる言葉が極端に少ない背景には、日本語の音韻構造が辿ってきた歴史的な経緯があります。言語学の調査研究によると、古代の日本語(大和言葉)には語頭に撥音(はつおん=「ん」)が立つ音素配列が存在しませんでした。撥音自体が、平安時代以降に中国から伝わった漢語の受容や、日常的な発音の音便化(促音・撥音への変化)によって定着した比較的新しい音だからです。

国内で最も権威ある辞書の一つである『広辞苑』においても、長らく「ん」で始まる見出し語の掲載は見送られてきました。しかし、広辞苑の最新改訂版をはじめとする現代の中大型国語辞典では、海外からの外来語や方言の採録方針が見直され、現在では一部の固有名詞や方言が正式に見出し語として採用されています。日本語において「ん」から始まる言葉が珍しいのは、構造上の欠陥ではなく、大和言葉の音韻ルールが受け継がれてきた歴史の証左にほかなりません。

井上 凛
著者

井上 凛

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。