インターネットの検索窓に店舗名を入れると、候補に「閉店」という不穏な単語が表示され、地域住民に緊張が走りました。しかし結論から言えば、明文堂書店 TSUTAYA KOMATSUが完全閉店する予定はなく、現在も力強く営業を継続しています。
では、なぜ火のないところに煙が立ったのでしょうか。地域商業の取材を進めると、主な要因は2点に集約されます。第1に、全国規模で進むTSUTAYAのパッケージメディア(DVD・CD)レンタル事業の再編です。動画配信サービスの定着により、全国のロードサイド型店舗でレンタル縮小や撤退が相次ぎ、その波が北陸エリアにも波及したことで「この店も畳むのではないか」という先入観が先行しました。
第2の要因は、フロア改装に伴う一時的な売り場の閉鎖です。什器が撤去され、一時的にがらんとしたフロアを目撃した来店客が「いよいよ閉店か」とSNSに投稿し、それが伝言ゲームのように拡散した経緯があります。実際に行われたのは撤退ではなく、次代を見据えた売り場の大胆なリノベーションでした。