大気の全体像を掴む手がかりとなるのが、気象庁が定期的に発表する季節予報の一つ、1か月予報だ。偏西風の蛇行や海洋水温の分布を取り入れたアンサンブル数値予報モデルのシミュレーション結果は、東日本太平洋側における降水量が「平年並みかやや多い」確率を示唆している。
複数パターンの計算結果を重ね合わせるアンサンブル予測では、関東上空への寒気流入のタイミングに一部ばらつきが見られるものの、全体として大気の状態が不安定になりやすい傾向が一貫している。局地的な前線活動の活発化に伴い、短時間の強雨や雷雨への警戒レベルを平時より一段階引き上げておく必要があるだろう。