作中のパンク美学をさらに引き立てるのが、圧倒的なスケール感を誇る「ジャイアントオーブネックレス」です。胸元を覆い尽くすほどの巨大なオーブは、ステージ衣装としてのインパクトはもちろん、ナナが抱える表現への果てしない渇望を視覚化しています。
ナナの耳元を飾るピアスやイヤーカフのレイヤードスタイルも、当時のストリートスナップのトレンドを牽引しました。シンプルながらハードなシルバーカフスと複数のホールを繋ぐチェーンの組み合わせは、大崎ナナの研ぎ澄まされた横顔を印象付ける重要なファクターです。
さらに、ナナと本城蓮の運命的な愛を象徴するのが、蓮が首元に巻く南京錠ネックレス(シドチェーン)です。シド・ヴィシャスが愛用したことで知られる南京錠の鍵をナナが首から下げているという構図は、二人の狂おしいまでの独占欲と固い誓いを雄弁に物語っています。