『世界がひとつになるまで』は、2002年5月15日にリリースされたシングル『勇気100% / 世界がひとつになるまで』の両A面楽曲として世に出ました。歌唱を担当したのは、当時結成されたばかりのジャニーズJr.内グループ「Ya-Ya-yah」。当時12歳だった薮宏太さんや赤間直哉さんを中心とした透明感あふれるハイトーンボイスは、アニメ『忍たま乱太郎』第10期のエンディング映像とともに、多くのお茶の間に鮮烈な印象を残しました。
楽曲を手掛けたのは、『勇気100%』をはじめ数々の国民的ヒット曲を生み出してきた作詞家・松井五郎氏と、稀代のメロディメーカー・馬飼野康二氏の黄金タッグです。冒頭の「まぶしい陽ざしが君の名前を」という柔らかなフレーズから始まる本作は、子ども向けアニメのエンディング曲でありながら、争いや孤独を抱える人間の脆さに寄り添い、他者との共生を願う深い祈りが込められています。
当時を知る音楽プロデューサーは「変声期前の少年特有のどこまでも澄んだボーカルが、楽曲の持つ『無垢な祈り』というテーマ性と完璧に合致していた。計算で作られたものではない、あの年代の一瞬の輝きが音源に刻まれている」と証言しています。この奇跡的な純粋性が、20年以上が経過した現在も色褪せない第一の理由といえます。