発売直後から爆発的なヒットを記録した本曲は、同年の『NHK紅白歌合戦』でも大トリとして披露され、ペギー葉山の一代の代表曲となった。この大成功は、日本の音楽産業における大きな転換点となる。
それまで限定的な地域で親しまれていたローカルな歌を全国ヒットへと昇華させる「ご当地ソング」という一大ジャンルが確立されたのだ。さらに、哀愁を帯びた旋律と日本人の心象風景を描く手法は、その後の演歌の成立にも決定的な影響を与えた。
高知県の観光や文化の発信においても、この曲が果たした役割は計り知れない。はりまや橋のたもとに歌碑が建てられ、今なおからくり時計からそのメロディが流れるなど、地域のアイデンティティそのものとして愛され続けている。