2026年の今日、世界中のティーソムリエやガストロノミー界のトップシェフたちが最も熱視線を送るキーワードが「シングルオリジン」だ。従来の抹茶は複数の産地やブレンド(合組)によって味を一定に保つのが主流だったが、現在は「特定の茶園」「単一品種」が持つ個性を楽しむスタイルが定着している。
この潮流において、奥ノ山茶園で収穫された単一品種の抹茶は、まさに最高峰のプレミアムピースとして扱われている。ニューヨークやパリ、東京のハイエンドレストランでは、ワインのようにヴィンテージやテロワールを語りながら抹茶を味わうコースが人気を博す。栽培された土地の風土、その年の天候、そして摘み取りのタイミングがダイレクトに風味に反映されるシングルオリジン抹茶は、ごまかしの利かない真剣勝負だ。海外の愛好家たちがこぞって宇治の本店を訪れ、その生の風味を確かめようとするのも納得がいく。