インターネット上の掲示板やSNS、リフォーム相談の現場窓口には、タカラスタンダードの浴室ドアに関して日々さまざまな体験談が寄せられています。特に10年以上前のモデル「ミーナ」「エメロード」「ルーチェ」などを使用しているユーザーの間では、樹脂パーツの劣化に関する生々しい声が目立ちます。
「パッキンがカビ取り剤の使いすぎでカチカチに硬化し、亀裂から脱衣場へ水が漏れ出した」「折れ戸の真ん中の蝶番樹脂が割れて扉がくの字のまま固定されてしまった」といった実例は枚挙にいとまがありません。一方で、「ホーローの壁や浴槽自体は何十年経っても全く傷んでいないのに、ドアだけが先に寿命を迎えてしまい、どこに修理を頼めばいいか迷った」という声も多く聞かれます。
現場を取材した専門技術者は次のように証言します。「タカラスタンダードのユニットバスは本体構造が極めて頑丈なため、20年以上使い続ける家庭が珍しくありません。しかし、可動部であるドアの設計寿命は概ね10年〜15年です。本体が綺麗だからとドアの異音やガタつきを放置し、最終的に開閉不能になって閉じ込め事故寸前になるケースもあります。異変を感じた段階での早めの点検が欠かせません」。