店頭やレシピで見かける両者を見分ける際、最も分かりやすい指標となるのが外観のフォルムとデコレーションの有無です。しかし、その根底には「スイーツなのか、それともパンなのか」という食品区分の決定的な違いが横たわっています。
カップケーキは、その名の通り「カップに入った小さなケーキ」です。スポンジケーキやバターケーキの生地を小さな紙型で焼き上げ、トップには色鮮やかなバタークリームやクリームチーズフロスティング、アイシングなどで華やかな装飾が施されます。形状はデコレーションを乗せやすいよう、上部が平ら、あるいはなだらかなドーム型に焼き上げられるのが特徴です。
一方のマフィンは、欧米の食文化において「クイックブレッド(イーストを使わずに膨らませる速成パン)」に分類されます。焼き上がりはキノコのように大きく膨らんだ「マフィントップ」と呼ばれる盛り上がりが特徴で、表面にはクランブルやナッツ、チョコチップ、ブルーベリーなどの果実が焼き込まれるケースが主流です。カップケーキのような生クリームやフロスティングによる後乗せのデコレーションは基本的に行われません。