国民的ギャグであるがゆえに、ネット上ではいくつかの根強い誤解や都市伝説が存在します。その最たるものが「英語のTooth(歯)が語源である」という説です。
「歯並びを見せて笑うからトゥースなのではないか」「歯科医院のCMを狙っていたのか」といった憶測が飛び交うことがありますが、前述の通り春日 トゥース 語源 真相はアメフトの「オッス」の変形であり、英語の歯とは何の関係もありません。春日本人も過去のラジオやインタビューでこの俗説を明確に否定しています。ただし皮肉にも、後年になって歯科関係のイベントやオーラルケア商品のタイアップに起用されるなど、結果的にこの勘違いがポジティブな商業的恩恵をもたらす現象も起きています。
もう一つの関心事は、オードリー春日 トゥース 商標登録に関する実態です。芸能人の有名なギャグは、無断でグッズ販売などに悪用されるのを防ぐため、事務所が防衛的に商標出願を行うケースが珍しくありません。特許庁の公開データベース(J-PlatPat)等を確認すると、過去に第三者による出願試行や議論が存在したものの、「トゥース」という単語自体は日常的な感嘆詞や英語の普通名詞(歯)と類似するため、指定商品・役務の範囲を含めて極めて慎重に取り扱われてきた経緯があります。所属事務所であるケイダッシュステージが過剰に権利を囲い込むのではなく、メディアや一般人が自由に真似して口にできる「共有財産」のような立ち位置を保ったことが、結果的にロングセラーの要因となりました。
また、順風満帆に見えたこのフレーズにも「飽き」の危機がありました。ブレイク直後の2010年頃、あまりの過密スケジュールと連呼のプレッシャーから、春日本人がテレビ番組でギャグを出すことに照れや気後れを感じ、一時的に封印しかけた時期があったのです。しかし、若林の「お前は一生胸を張ってトゥースと言い続けろ」という冷徹なプロデュース眼と、客席が求める圧倒的な熱量に背中を押され、迷いを断ち切ったという裏話もファンの間では語り草となっています。