本物そっくりの立体感を生み出すためには、感覚で刺し進めるのではなく、側面・正面のシルエットを把握するための羊毛フェルト立体うさぎ用型紙を意識することが近道です。厚紙に「頭部の球体」「胴体の卵型」「太ももの楕円」を実寸サイズで下描きしておき、制作途中のパーツを時折当ててサイズを照合します。
大人気品種であるネザーランドドワーフの羊毛フェルトをモチーフにする場合、プロポーションは「頭でっかち・首が短い・手足がコンパクト」なコンパクト体型を目指します。頭部と胴体の比率をほぼ「1対1.2」程度に設定し、背中からお尻にかけてなだらかな曲線を描くようにベースを成形すると、うさぎ特有の丸まった愛らしいフォルムが際立ちます。
各パーツは完全に独立して仕上げるのではなく、接合部分の羊毛をあえて刺し固めずに「フサフサの余白」として残しておくのがポイントです。この余白同士を絡め合わせながら本体に深く針を刺し込むことで、首や手足がぽろっと取れるトラブルを完全に防ぐことができます。