グループという巨大な看板を下ろした後のPESは、より自由で多角的なアプローチで音楽に向き合っている。ソロ名義での楽曲リリースをはじめ、他アーティストへのプロデュース、さらにはグラフィックやアパレルといった音楽以外のクリエイティブワークに至るまで、その活動領域は多岐にわたる。
大箱のスタジアムライブから、小規模なライブハウスやスタジオ作業へ。スケール感の変化は、むしろ彼のプライベートな思考や繊細な感情を楽曲に色濃く反映させる結果となった。現在の彼のサウンドには、かつてのような派手さはないかもしれない。しかし、人生の酸いも甘いも噛み分けた大人だけが鳴らせる、味わい深いグッド・ミュージックがそこには確かにある。