オフィス業務でおなじみのMicrosoft Excelと、データ分析やAI開発の主役であるPythonでは、四捨五入の内部処理ロジックが異なっている点に最大の注意が必要だ。ExcelのROUND関数は一般的な四捨五入を採用しているのに対し、Pythonの標準関数であるround()は前述した「偶数への丸め」を標準動作としている。
そのため、Excelで作成した試算シートのロジックをそのままPythonへ移植すると、端数処理の結果が食い違い、システムテストで予期せぬ不一致が発生することがある。開発者やデータアナリストは、使用する環境の言語仕様を必ず確認しなければならない。