種市篤暉のピッチングを語る上で欠かせない最大の武器が、落差鋭い「魔球フォークボール」です。カウント球としても決め球としても使えるこの球種は、プロ野球界でも指折りの破壊力を誇ります。
一般的な投手のフォークボールと比べ、種市篤暉のフォークには明確な特徴があります。
- ストレートと同じ軌道からの急激な落下:投球フォームの腕の振りが150km/h超のストレートと全く変わらず、打者の手元近くまで球種の見分けがつかない。
- 高めの真っ直ぐとのコンビネーション:ゾーン高めに力強い直球を投げ込むことで、打者の目線を上げさせ、そこから低めにストンと落とすフォークを振らせるピッチングデザインが完成されている。
- 高い奪三振率(K/9):追い込んでからのフォークの空振り率はパ・リーグでもトップクラスを記録し、イニング数を大幅に超える奪三振を記録する原動力となっている。
この球威とフォークの精度が高く評価され、種市篤暉は「侍ジャパン(日本代表)」にも選出されました。MLBの強打者や海外の国際球に対しても、手元で鋭く落ちるフォークは抜群の効力を発揮。力勝負を挑んでくる外国人打者から面白いように空振りを奪う姿は、国内外のスカウト陣からも熱い視線を集めています。