交通工学および観光行動論の視点からみの駅の利用実態を分析すると、この駅をストレスなく活用できる層と、移動手段の再検討を行うべき層の境界線が極めて明瞭に浮かび上がります。
みの駅利用をおすすめできる人の条件
* 健脚な歩き遍路・ウォーキング愛好家:四国遍路第71番札所・弥谷寺を目指すにあたり、約4kmの起伏に富んだ道のりを歩くこと自体を旅の修行・目的と捉えられる人。 * 事前の二次交通手配を徹底できる旅行者:列車の到着時刻に合わせて三豊市内のタクシー会社に事前予約を入れている、あるいはコミュニティバスの運行日・運行時刻を完全にスケジュールへ組み込んでいる計画派。 * 四国のローカル駅巡りを楽しむ鉄道ファン:「高瀬大坊駅」時代の面影や、町民の交流拠点として機能するユニークな合築駅舎、予讃線の単線構造をじっくり観察したい趣味人。
利用に際して慎重になるべき人・ルート再考が推奨される人の条件
* 大型の荷物・キャリーケースを携えた観光客:駅周辺にコインロッカー等の大型預かり設備はなく、坂道の徒歩移動は困難を極めます。 * 「駅前ですぐにタクシーが拾える」と考えている人:前述の通り、駅前の流しタクシーや常駐待機は期待できません。天候急変時などに足止めを食らうリスクがあります。 * 効率とスピードを最優先するドライブ旅行者:道の駅ふれあいパークみのやいやだに温泉への直行が目的ならば、高松自動車道の三豊鳥坂IC(ETC専用)またはさぬき豊中ICを利用し、マイカーやレンタカーで直接向かう方が圧倒的に快適かつ合理的です。