冷風機の電気代は本当に安い?エアコン・扇風機比較と後悔しない選び方

冷風機の電気代は本当に安い?エアコン・扇風機比較と後悔しない選び方

冷風機の電気代は本当に安い?エアコン・扇風機比較と後悔しない選び方について押さえておきたい 注意点を分かりやすい構成で解説いたします。

「冷風機はエアコンより電気代が安い」という通説は、半分正しく、半分は完全な誤解です。一般に流通している製品には、内部に冷媒と圧縮機(コンプレッサー)を積んだ「冷風機(スポットクーラー/ポータブルクーラー)」と、水の気化熱を利用する「冷風扇」の2種類が存在し、消費電力には10倍から20倍以上の開きがあります。

ここでは、最も冷房能力が高くエアコンの代替として選ばれるコンプレッサー式冷風機を基準に、最新の電気料金目安単価である1kWhあたり31円(全国家庭電気製品公正取引協議会基準)で具体的なコストを算出しました。

冷風機の平均的な消費電力は、冷房運転時で約600W〜900W。一般的な家庭用モデル(冷房能力2.0kW〜2.3kWクラス)における稼働コストの試算結果は以下の通りです。

・1時間の電気代目安:約18.6円〜27.9円
・1日8時間使用時の電気代:約148.8円〜223.2円
・1ヶ月(30日間・1日8時間)の電気代:約4,464円〜6,696円
・24時間つけっぱなし(30日間)の電気代:約13,392円〜20,088円

猛暑日に設定温度を下げてフル稼働させた場合、1時間あたり約28円前後を消費します。ワンルームで1日中つけっぱなしにすれば、それだけで月間1万5,000円を超える計算です。「手軽な小型家電」という感覚で使用すると、家計に大きな負担を与える現実が浮き彫りになります。

中島 亮太
著者

中島 亮太

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。