Webブラウザから共有設定を済ませたにもかかわらず、相手のiPhoneに予定が表示されないケースも頻発しています。取材班が検証した結果、GoogleカレンダーiPhone共有で反映されない理由には、主に以下の4つの技術的ボトルネックが存在します。
第一に、カレンダー共有招待メールが届かない対処法を把握していないケースです。共有元が相手のメールアドレスを登録すると、相手側に「〇〇さんがカレンダーを共有しました」という招待メールが届き、本文内の「このカレンダーを追加」をタップして初めて共有が有効化されます。しかし、相手がGmail以外のキャリアメールや独自ドメインを使用している場合、迷惑メールフィルターに弾かれたり、プロモーションタブに自動振り分けされて気づかれない事故が多発しています。
第二に、共有相手側の見え方と閲覧権限の違いによる誤解です。共有権限が「予定の時間枠のみ(空き時間情報のみ)」に設定されていると、相手の画面には予定のタイトルや詳細が表示されず、「予定あり」という枠しか見えません。これにより「共有されていない」「反映されていない」と勘違いするトラブルが頻発しています。
第三に、iPhoneカレンダー同期遅れと現在の状況が影響しているパターンです。iOSの省電力モードやバックグラウンド更新の停止により、データの取得間隔が「手動」や「1時間ごと」になっていると、直近の更新がすぐには手元に届きません。
そして第四に、最も根が深いのがGoogleアカウントカレンダー同期の落とし穴です。相手がiPhone純正のカレンダーアプリで予定を確認しようとしている場合、Google側で追加した「共有カレンダー(マイカレンダー以外の他のカレンダー)」は、AppleのCalDAVプロトコルへ自動的には同期対象として渡されない仕組みになっています。この問題を突破するには、Googleが公式に用意している特殊な設定ページ(後述のSyncSelect)でのチェックが不可欠です。