一見するとノスタルジックな昭和の横丁。しかし、その実態は極めて現代的だ。全店舗に共通のスマートオーダーシステムが導入されており、客はスマホひとつでどの店の料理も注文し、その場で決済できる。現金を持ち歩く必要はなく、割り勘もアプリ上で完結する手軽さだ。
このDX(デジタルトランスフォーメーション)化が、これまで屋台文化に馴染みの薄かったZ世代や、言葉の壁を抱える外国人観光客の心理的ハードルを劇的に下げた。注文の煩わしさから解放されたことで、客は純粋に「食」と「人との会話」を楽しむことができるのだ。