生長の家の現在と分裂騒動の真実!右派から環境派への劇的転換の内幕

生長の家の現在と分裂騒動の真実!右派から環境派への劇的転換の内幕

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生長の家の根底にある教えを理解するうえで欠かせないのが、創始者である谷口雅春(1893〜1985)の思想です。1930年、谷口雅春が「人間・神の子」「物質も肉体も本来存在しない」という霊的啓示を受けたとして個人雑誌『生長の家』を創刊したことが教団の興りとなりました。その根本教典である『生命の實相』は、昭和期を通じて累計数千万部を記録する大ベストセラーとなり、多くの知識人や一般大衆を惹きつけました。

生長の家の基本的な教義特徴は、「万教帰一(ばんきょうきいつ)」という考え方に集約されます。キリスト教も仏教も神道も、根源にある真理は一つであり、すべては神の現れであるとする包摂的な思想です。人間には生まれながらに病気や悪は存在せず、完全無欠な「実相」のみが存在するという「唯神実相(ゆいしんじっそう)」を説きます。

この教えを日常生活で実践する方法として広く知られたのが「日時計主義」です。日時計が太陽の当たる明るい時間しか文字盤に刻まないように、「人生の暗い面や欠点を見ず、明るい面、善なるものだけを見つめて生きる」というポジティブ心理学にも通じる実践倫理でした。この明快で前向きなメッセージが、戦後の荒廃した社会において多くの人々の心を癒やし、急速な信者獲得の原動力となったのです。

佐藤 大輔
著者

佐藤 大輔

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