産科診療の場において、妊婦健診の本来の目的は「母児の健康管理および胎児の発育異常・奇形の早期発見」です。性別の判定は医学的治療に直接関わらない付加情報であるため、施設や担当医の方針によって対応に温度差が生じます。
健診時にトラブルなくスムーズに性別を確認したい場合、「内診やエコーの測定が始まる前(診察室に入った直後)」に以下のニュアンスで伝えるのが最もスマートです。
「先生、もし今日赤ちゃんの体勢が良くて性別が分かりそうであれば、教えていただきたいです」
事前に希望を伝えておくことで、医師は頭殿長(CRL)や大腿骨長(FL)などの必須計測を行う流れの中で、プローブの角度を少し傾けて股間エリアの断面を探してくれます。逆に「生まれるまで性別を知りたくない(ジェンダーリビールを行いたい)」という場合も、事前にカルテへ「性別告知希望なし」と明記してもらうよう申し出ておくことが不可欠です。