ヘイアンチョウから現代の月光町へとタイムスリップしてきた坂ノ上おじゃる丸を中心に、町の人々や妖精界、エンマ界の住人たちが織りなす関係性は実にユニークです。まずは中心となる主要キャラクターの基本プロフィールと相関関係を整理します。
坂ノ上おじゃる丸(さかのうえ おじゃるまる)
千年前のヘイアンチョウ妖精界の貴族の息子(自称・やんごとなき雅なお子さま)。好物はプリン。エンマ大王の持つ「エンマのシャク」を手に入れたことから、月光町へとやってきました。マイペースで「まったり」を愛する性格ですが、周囲を巻き込む不思議な魅力を持っています。
田村カズマ(たむら かずま)
月光町に住む小学2年生。おじゃる丸が現代で最初に心を通わせた親友であり、同居人です。無類の「小石マニア」で、どんな石にも愛着を持つ純粋な心の持ち主。おじゃる丸のわがままに振り回されつつも、兄のような包容力で見守っています。
電ボ三十郎(でんぼさんじゅうろう)
おじゃる丸に忠実なお世話係の電ボタル。丁寧な敬語(〜でございます)を話し、おじゃる丸の身の回りの世話からツッコミ役までを一手に担います。極めて惚れっぽく、儚い恋に落ちては失恋を繰り返す一面も持っています。
子鬼トリオ(アオベエ・アカネ・キスケ)
エンマ大王の命を受け、奪われたシャクを取り返すために月光町へやってきた鬼の子どもたち。リーダー格で礼儀正しいアオベエ(青鬼・7歳)、紅一点でしっかり者のアカネ(赤鬼・6歳)、最年少で黄色いヒヨコに間違われがちなキスケ(黄鬼・5歳)の3人組です。敵役でありながら心優しく、おじゃる丸や町の人々と自然と打ち解けてしまう憎めない存在です。
月光町の人間関係は「敵対」ではなく「共生」が基本軸。シャクを巡る攻防を繰り広げつつも、夕暮れには一緒にプリンやお茶を楽しむ穏やかな相関図が形成されています。