SNSの美しい投稿だけを見ていると「雨季に行けば誰でも簡単に完璧な写真が撮れる」と思われがちですが、現場にはネット情報では見落とされがちな落とし穴が存在します。
最大の誤解は、「雨季=どこでも鏡張りになっている」という思い込みです。降水量が多すぎると塩湖の水深が深くなりすぎて四駆車両が走れず、ツアー自体が中止になるケースがあります。逆に晴天が続くと塩原の水が蒸発し、水鏡が消失してしまうことも珍しくありません。さらに、たとえ水が張っていても強風が吹けば水面が波立ち、鏡のように反射しなくなります。完璧な水鏡に出会えるかどうかは、滞在中に数回ツアーに参加してチャンスを広げる「運と時間の勝負」です。
また、「乾季は見どころがない」という見解も大きな間違いです。一面の六角形の塩の結晶が広がる幾何学的な絶景や、巨大サボテンが群生する「インカワシ島(魚の島)」へのアクセスは乾季こそ本領を発揮します。世界中の写真家や冒険家の中には、敢えて気候が安定し空気が澄み渡る乾季を選ぶ玄人も少なくありません。