映画『ポカホンタス』差別の真相|実話との乖離やネット炎上の理由を暴く

映画『ポカホンタス』差別の真相|実話との乖離やネット炎上の理由を暴く

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海外における歴史認識・人種差別の文脈とは異なり、日本国内では2010年代後半からSNS(特にTwitter/X)上で「ポカホンタス界隈」という侮蔑的なネットスラングが誕生し、独自の炎上騒動を巻き起こしました。

このスラングは、海外留学経験や欧米的な価値観をSNS上で過度に誇示し、日本社会や日本人男性を批判する一部の女性ユーザーを揶揄・攻撃する目的で使われ始めました。映画のポカホンタスのビジュアル(日焼けした肌、切れ長の目、センターパートの黒髪ロング)に似せたメイクやファッションを指して嘲笑する風潮が拡大したのです。

この現象は、以下のような複合的な差別構造をはらんでいました。

  • ルッキズムと属性攻撃:特定の容姿や海外志向の女性を類型化し、集団で嘲笑・バッシングする標的にしたこと。
  • 人種表象の再差別化:先住民族を象徴する歴史的人物の名前を、他者を小馬鹿にするレッテルとして乱用したこと。

「ポカホンタス界隈」という言葉は、本来の歴史問題に対する無理解とネット上の冷笑文化が結びついた結果生まれた、極めて不適切な差別スラングであったといえます。

高橋 健太
著者

高橋 健太

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。