そして今、彼は再び「表現の世界」に立っている。ただし、かつてのような脚光を浴びるテレビの世界ではない。彼が舞台として選んだのは、泥臭い熱気が蠢く演劇界だ。
小劇場の小空間から再始動を果たした彼は、自ら劇団員として裏方作業もこなしながら、一歩一歩泥をはらうように舞台公演を重ねている。実際に彼の出演舞台に足を運ぶと、そこにはテレビタレント時代の面影はなく、鬼気迫る演技で生身の人間を演じる役者の姿がある。関係者によれば「稽古場での姿勢は誰よりも真摯で、台本に対する読み込みも凄まじい」という。過ちを抱え、傷を背負った男だからこそ出せる生のリアリティ。演劇関係者や熱心な観劇ファンの間では、彼の復帰とその演技力を評価する声が着実に広がっている。