現金を包む場合やギフトにのし紙を掛ける際は、慶事の格式に沿った正しいマナーを守る必要があります。特に水引の種類と表書きの表記には注意を払いましょう。
① 水引は「紅白の蝶結び(花結び)」
新築や引っ越しは「何度繰り返しても喜ばしいお祝い事」に分類されるため、ほどいて何度でも結び直せる紅白の蝶結びを使用します。一度きりであってほしい結婚祝いなどで用いる「結び切り」と間違えないよう十分注意してください。
② 表書き(上段)の書き方
のしの上段中央には、濃い黒墨の筆や筆ペンを使い、以下のいずれかを記載します。
・「御新築御祝」(戸建てや新築マンションの新築購入時)
・「祝御新築」
・「御祝」(中古住宅やリノベーション物件の購入時にも汎用的に使用可能)
※4文字の表記(「御新築祝」など)は「死文字」として縁起を気にする方もいるため、5文字または3文字にするのが無難です。
③ 名入れ(下段)の書き方
水引の下段には、贈り主の氏名をフルネームで書きます。夫婦連名の場合は中央に夫の氏名、その左側に妻の名のみを記載します。
他の兄弟と連名で贈る場合(兄弟一同など)は、右から年長者順にフルネームを並べます。4名以上になる場合は代表者の氏名の中央に「他一同」と書き、中袋に全員の氏名と住所、拠出金額を記した別紙を同封するのが作法です。
中袋に入れる紙幣は、必ず折り目のない「新札(ピン札)」を用意し、肖像画が表側かつ封口側(上側)を向くように揃えて納めましょう。