アナベルを育てているガーデナーのリアルなコミュニティ検証(園芸SNSやQ&Aサイト等)を行うと、最も多く寄せられる切実な相談が「梅雨時の大雨で花が重くなり、枝が地面に倒れ伏してしまう」という現象です。
強剪定を行うと春に1本の太いシュートが長く勢いよく伸び、その先端に30cmを超える巨大な花頭冠(かとうかん)を形成します。開花期である6月下旬から7月は、日本の梅雨前線が活発化する時期。水を含んだ巨大な花は数倍の重量になり、細長い新枝がその負荷に耐えきれず折れたり根元から倒伏してしまうのです。
この倒伏トラブルを剪定技術で回避するための現場テクニックが「あえて弱剪定を選択する」、あるいは「2段階剪定(混合剪定)」を取り入れる手法です。弱剪定にすると1株あたりの花のサイズが小ぶりになり、雨水を含んでも頭が重くなりすぎません。さらに、古い木質化した太い幹を残すことで株全体の骨格が強固になり、強い雨風でも美しい立ち姿をキープできます。