七三フェードの完成度を決めるのは、カット技術だけではありません。正しいスタイリング剤の選定とドライヤーワークが整って初めて、洗練されたバーバースタイルが完成します。
失敗しないスタイリング手順(所要時間:約3分)
- 根元からのブロー(最も重要):髪全体を軽く濡らした後、七三の分け目を作りたい方向に沿って温風を当てます。特に前髪の立ち上がり(ポンパドール部分)と、サイドのボリュームを抑える抑え付けをドライヤーの風と熱で形作ります。
- ポマードの適量塗布:五円玉大の水性ポマードを手のひらに取り、指の間までしっかり伸ばします。後頭部、サイド、トップ、前髪の順に、髪の根元から均一に馴染ませます。
- メッシュコーム(粗歯コーム)による面作り:目の粗いコームを使って、髪の毛流れを整えながら撫で付けます。前髪を一度斜め上に持ち上げてから後方へ流すことで、美しい毛束感とツヤのあるタイトな面が生まれます。
ポマードの選び方:油性ではなく「水性(水溶性)」が現代の鉄則
かつてのバーバースタイルでは油性ポマードが主流でしたが、現代のビジネスパーソンには水性ポマード(ポマード/グリース)が圧倒的に推奨されます。水性ポマードは強力なセット力と自然な濡れ感を両立しながら、シャンプー1回で簡単に洗い流せるため、頭皮への負担が極めて少ない点が特徴です。香りが強すぎる海外製品よりも、ビジネスシーンに馴染む微香性・無香料の国産ポマードを選ぶのが大人のマナーです。