Q1:肩当ての左右の向きを一瞬で見分ける簡単な基準はありますか?
A1:肩当てを机の上に置いた際、山の高低差を確認してください。「高さが高く幅が広い方」が奏者の胸側(バイオリンの太いG線側)、「低く平らな方」が肩の外側(細いE線側)に来るように装着します。カーブの窪みが自分の鎖骨のラインにぴったり沿っていれば正解です。
Q2:肩当てを使わない「ノン・レスト(肩当てなし)」奏法の方が優れているのですか?
A2:一概にどちらが優れているとは言えません。古楽器(バロック・バイオリン)演奏や首が極めて短い体型の方では肩当てなしが適している場合もありますが、現代の一般的なクラシックやポピュラー演奏では、肩当てを使用した方が左手の脱力とハイポジションへの移動が圧倒的に容易になります。
Q3:肩当ての脚ゴムが裂けて外れやすくなりました。応急処置は可能ですか?
A3:一時的な対処として、文具用の輪ゴムを巻き付けたり熱収縮チューブを被せる方法もありますが、楽器のニスを傷めるリスクがあるため推奨されません。各メーカー純正の交換用ラバーチップや、楽器店で販売されている専用シリコンチューブへ速やかに新品交換することをおすすめします。
Q4:肩当てがどうしても窮屈に感じる場合、あご当ての変更も検討すべきですか?
A4:非常に有効なアプローチです。肩当て単体での高さ調整に限界がある場合、楽器の中央寄りに設置する「センターマウント型あご当て」や、厚みのあるハイプレート型のあご当てに交換することで、無理な首の曲がりが解消されて劇的にフィット感が向上するケースが多々あります。