現在、三中元克はみちのくの地、東北地方の小さな温泉街に活動の拠点を移している。テレビカメラに追われる日々から解放された彼が選んだのは、地元の観光協会と連携した地域活性化プロジェクトのスタッフとしての道だった。
週の半分は地元産の食材を使った食堂の厨房に立ち、残りの半分は地域の魅力を発信するSNSクリエイターとして汗を流す。かつての「素人いじり」で見せた不器用さは影を潜め、今では地元住民や観光客から「みちのくの三ちゃん」として親しまれている。テレビの中のピエロではなく、地域に根ざした一人の人間としての居場所を、彼は10年かけてようやく見つけたのだ。